今回の「下手に習うと下手がうつるお話」はですね、「間」といいますか「空間」の使い方を私なりに説明しようと思います。
少々長くなりますので、興味ありましたら続きにてお願いします。
今回のモデルさん(笑
では、改めまして。
写真は所詮は二次元平面状での表現なので、構図とか配置といったモノはイラストと同じと考えております。
学生の頃に漫研といいますか映研みたいな部活(というより同好会)にて活動したときに勉強したのはどうでも良いお話(汗
さて、学生の頃にイラストの描き方とか「こんな絵を書く人はこんな考えをしている」みたいな心理の本を元にして自分なりに
こんな雰囲気を基本に考えるようにしました。
一見は何とやらという事で、サンプルにて説明したいと思います。
中心において見る、可も無く不可も無い感じ。
コレを前後にトリミングしてみますと、
前(未来)を見ている
後ろを見ている(あるいは思い出にふけっている)
となります。面白い事に何も無いはずの「空間」が「視線」を表現するのです。
(応用は最後に又説明します)
次に視線を上下に回転させて見ます。
視線が前で下なので、未来+不安 = これから起こる不安(恐怖?)
前で上だから、未来+希望 = 楽しみ、仮に明日はデートとかね。
視線が後ろで上だから、過去+繁栄 = 楽しかった思い出
後ろで下なので、過去+衰退 = 辛い思い出、乗り越えた過去
と、まぁこんな感じで、表情の変化の無いドールでしかも同じ写真でも、「間(空間)」の取り方でこんなに表情(というか雰囲気)が変わるものです。
本来ならファインダーなりLCDにて構図を決めるべきですが、今は良くも悪くも高画素でデジタルな時代(と以前にも言いましたが:汗)なので、少し引いた写真をPCでトリミングで編集というのも有りだと思います。
最後に応用を。
こっちまで歩いてきた猫
ココから去っていく(あるいは獲物を狙っている?)猫
と、トリミングの仕方でこんなに変わります。
余談ですが、子供の運動会で走っている姿を撮る時に、
前の空間を空けると、走っている最中
後ろの空間を空けると、ゴールした後
という感じになります。
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